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魂インザ藪の中

  • 【団体名】演劇集団宇宙の喜び
  • 【時間】11月21日 16:30‐17:30
  • 【場所】文三劇場

東大の演劇最高峰が集結し、『藪の中』を現代風にリメイクした作品でついに旗揚げ! 東大演劇界に吹いた新たな風を感じるのは誰だ!?

演劇集団宇宙の喜びの皆さん

新たな劇団×芥川作品=?

劇団綺畸にTheatreMERCURY。これらは東大でも有名な劇団です。この二団体の主宰たちと、今話題のプロ劇団「劇団鹿殺し」で修行する東大生が集まり結成されたのが「演劇集団宇宙の喜び」です。その旗揚げ公演が駒場祭で行われます。

夜の3人

今回の題目は『魂(ソウル)インザ藪の中』。芥川龍之介の代表的短編小説『藪の中』をラップやダンス・演武などを取り入れた斬新な演出のもとで物語が進んでいきます。東大演劇にとって新たなジャンルへの挑戦となる演劇となっています。

本作品は内容を知らずにいらっしゃるのもいいのですが、原作を読んでいただき、「この場面・心情をこう演劇で表現するのか!」と表情や動きを味わってほしいと潤色・演出の方は語ります。実際に三次元におこされた『藪の中』は一味も二味も違うものです。

『藪の中』の魅力

皆さんは『藪の中』のストーリーをご存知でしょうか? 今回の作品では次のような設定で繰り広げられます。

平成の次の、荒廃した日本。駒場で殺された役人。レペゼン渋谷ヘッドの多襄丸が殺したという社会。 しかし容疑者の多襄丸と証人である役人の女、被害者の殺された役人は各々異なる証言を始めた… (「演劇集団宇宙の喜び」公式 Twitter から抜粋

また、本作品の脚本を担当された方は『藪の中』の難しさについて次のようにおっしゃいました。 「確かにいろいろと意見が分かれる作品です。しかし誰が本当のことを言っているかではなく、誰の発言がキレイかという点に私は着目してほしい。皆隠したいことや後ろめたいことがあって、本当なんてない。嘘も真実も同じ質量なんですよ。」
練習風景

多様な解釈があるからこそ演劇にする楽しさ、それを鑑賞する楽しさがあるのではないでしょうか。

学生演劇だから…

学生演劇はやはり熱量や活気が違います。駒場小空間(駒場キャンパスにある演劇場)は学生にしてはとても素晴らしい場所で、作品にのみ専念できる条件も整っています。したがって、自然と演劇にかける熱意も出てくるそうです。

「いい劇は切実で真に迫るものがある。一つのものに夢中になれる学生演劇はいい劇ができやすいです」ともおっしゃっていました。この駒場祭でもそのような劇が数多く見られることでしょう。

ここを見てほしい!

見どころとしてあげられるのは、当日にお神輿を担いでの宣伝です。他の所でも劇の雰囲気を感じてほしいとのことで、劇場を飛び出しラップなどもやってくれるそうです。こちらも見逃せませんね。 さらに、実力が違います。達者な演技とはこのことです! 役者の田中健介君は11月に自身の脚本で一公演あります

また、「別人になりきるのではなく、自分との共通点を見つけ出しそこに自分の魅力を付け加えていきたい」とおっしゃるように、役者たちの確かな信念をもって演技しています。このように一人一人がもともと多方面で活躍しており、期待を裏切らない一作となっています。

最後に意気込みを!

堅い芸をもとにしていますが、楽しめるパフォーマンスもたくさん取り入れつつ中身も薄くならないよう配慮しています。カンパ制のため、学生演劇を見たことのない人も気軽に見に来てください!