【学術企画紹介】Popcorn on the Ginza

学術企画の一環として、東京大学の先生方をお招きし来場者向けに講義を行っていただく「公開講座」を開催します。今回はロバート キャンベル先生による公開講座について取り上げます。キャンベル先生には、近代文学に名舞台を提供した「銀座」の街についてご紹介していただきます。

公開講座

タイトル:Popcorn on the Ginza

講師:ロバート キャンベル先生

時間:27日 10:15-11:45(30分前開場)

場所:21 KOMCEE West地下1階 レクチャーホール

キーワード:近代文学・都市計画・東京・占領期日本・関東大震災

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ロバート キャンベル先生は、江戸時代後期から明治前半の文芸史、漢詩文学、メディア論などを中心に研究されています。この講座では、近代文学に数々の名舞台を提供した銀座の街について紹介します。

五輪に向けて変わりゆく東京

築地市場移転をはじめ、2020年のオリンピックに向けて「東京」の姿は大きく変わろうとしています。この講座ではまず、2020年のオリンピックの主要開催地に隣接する新橋、築地そして銀座がかつてどのような街であったかについて触れます。そして次に、近代文学に数々の名舞台を提供した銀座の街をより詳しく考察します。

銀座は活字メディアおよび舶来物資の発信地

銀座は、明治初期に煉瓦街が建設されて以来、日本における活字メディアおよび舶来物資の発信地となりました。関東大震災復興の昭和初期からは、浅草を凌ぎ日本随一の「娯楽機関」に転じ、日本流モダニズムの実験室といった複数の側面をももつようになります。また敗戦後の占領期において銀座は、GHQを表に控え、銀座通りにあった2軒の米軍専用の売店(P.X.)と娯楽施設で米軍の客足を集め、戦後のアメリカ文化を日本に根付かせる磁場となりました。 これらの歴史的分岐点において、人々はどのような物語を求め、銀座という街に集まったのか。逆に「銀座小説」から日本における近代のどの部分が浮き上がってくるのか、という点を念頭におき、さまざまなマッピングを試みる予定です。この講義は、文学研究、建築史、都市論、美術史といった幅広い領域にまたがる内容になるでしょう。