【学術企画】質量分析で地球のダイナミクスを探る

地球内部のマントルや地殻における物質の起源と移動過程についての研究を紹介します。研究のツール「質量分析」について触れるとともに、研究対象の鉱物や隕石を顕微鏡で観察できるようにします。さらに、簡易型の質量分析装置を用いた気体中の成分分析を実演します。

企画名:質量分析で地球のダイナミクスを探る

団体名:総合文化研究科 角野研究室

場所と時間:21 KOMCEE West3階 K303教室

3日間終日(ただし27日は16時まで)

キーワード:地球宇宙化学・同位体・質量分析・希ガス・地球・火山ガス・地下水・マントル・核・隕石・鉱物・ダイヤモンド

角野先生

「同位体」を手がかりに、物質の起源と履歴を研究

角野先生の研究されている「地球宇宙化学」とは、地球惑星科学の中でも、天然の試料の化学組成を調べ、私たちの周囲で元素がどのように存在していて、またなぜそうなったのかを明らかにする学問分野です。元素には、陽子数・電子数が同じで元素としては同じなのに、中性子数が異なるため質量数(重さ)が異なる「同位体」が存在します。この同位体の個数の比、すなわち同位体比が、研究対象としている試料の起源や履歴によって異なることを利用して、地球や宇宙で起こった出来事を解明しようとする学問です。

ダイヤモンドや隕石を顕微鏡で観察しよう

この企画では、希ガスの「同位体」を手がかりに、地球内部のマントルや地殻における物質の起源と移動過程を解明しようという研究について紹介します。また、研究のツールである「質量分析」という技術についてのポスター、研究対象としている鉱物や隕石も展示します。ダイヤモンドや隕石などの試料を、実際にご自分の目、あるいは顕微鏡を使って観察してください。

研究ツール「質量分析」を実演

さらに、簡易型の質量分析装置を用いた気体中の成分分析を実演します。空気中の成分をその場で測定し、来場者の皆さまにご覧いただく予定です。本当に呼気には二酸化炭素が多く含まれているのかなどを確認してみてください。

角野先生がご出演あるいは制作にご協力された「希ガス」と「貴ガス」の違いや、温泉の起源に関するTV番組のビデオもご覧になれます。