コロナ禍に音楽の癒しを

先の見えない状況が続くコロナ禍にあって、音楽に癒やされ、元気付けられた方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、音楽系企画である「東京大学ぺるきゅしおんあんさんぶる」、「東の大打ち師達」、「東京大学ブラスアカデミー」の3団体に今回の駒場祭にあたって力を入れている点や音楽の持つ魅力などについて聞きました。

1. 今年の駒場祭で、特に力を入れている点などありましたらお聞かせください。

東京大学 ぺるきゅしおんあんさんぶる

これまで3回行ってきた配信形式の演奏会の経験をもとに、ご来場の皆さまに楽しいひと時をお過ごしいただけるよう、プログラムの充実に努めました。

昨年の駒場祭演奏会では練習量を十分に確保できず、例年に比べてプログラムを縮小せざるをえませんでした。しかし今年は、練習場所を工夫したり少人数での練習を取り入れたりして、限られた環境や期間の中で可能な限り練習の機会を増やそうと試みました。その結果、団員による編曲やドレミパイプといったこれまでの演奏会で取り組んできたものに加えて、難易度の高い本格的な打楽器アンサンブルやクラシック曲など、多様なジャンルの曲に挑戦することができました。

直接ご覧いただけないのは残念ですが、対面の演奏会と変わらない充実したプログラムとなっており、これまで以上に魅力的なオンライン演奏会をお届けできるかと思います。

東の大打ち師達

今年の駒場祭に限らず、作品のクオリティーには拘っています。今回も肝心の曲を決めることから始まり、振り付けや、演出、撮影場所、編集に至るまで、納得のいく形になるまで議論を重ね準備をしました。

そうした中で特に今回は、今年9月にオンラインで開催された五月祭に出した作品『廻廻奇譚』を踏まえ、“作品全体の雰囲気作り”を意識しました。まず、選曲は勢いのある曲調だった『廻廻奇譚』に対し、鮮やかでおしゃれなイメージの『ディジーディジー』を選びました。次に何度もこの曲を聴き、頭に思い描かれたストーリーを元に他の要素を決めていきました。

このストーリー性は今までの作品にはなかったものであり、今回のみどころだと思っています。また服装も従来は適当にしていたのを、今回は2人の主人公とその他を白と黒ではっきりと区別しました。他にも、編集など細かい部分で雰囲気作りに拘っているので、是非我々の動画を見て味わっていただけたらと思います。

東京大学 ブラスアカデミー

今年の駒場祭では、団で行った演奏会の映像の公開に加え、有志によるアンサンブルのライブ配信も行うという企画の2本立てを予定しています。例年にはない試みで準備に苦労することもありましたが、大人数での合奏から少人数のアンサンブルまで、様々な編成、ジャンルの曲をお楽しみいただければ幸いです。

また、映像ならではの強みを生かし、カメラワークも工夫しています。対面の演奏会ではなかなか分からない演奏時の奏者の表情や、場面に合わせて移り変わる視点にもぜひご注目ください。

2. 音楽を通じて、ご来場の皆さまにどのような面で癒し、元気を与えることができると思われますか。

東京大学 ぺるきゅしおんあんさんぶる

演奏会を通じて奏者のエネルギーや熱い想いを感じていただければと考えております。当団の演奏会は打楽器のみの演奏で構成されていますが、打楽器をよくご存知の方、演奏したことのある方にはもちろんのこと、打楽器に馴染みのない方にも楽しんでいただけるものになっています。

普段は吹奏楽やオーケストラで、伴奏として彩りを加えたりバンド全体を支えたりする役割を担うことが多い打楽器ですが、当団の演奏会ではそんな打楽器こそが主役です。聞き馴染みのある有名な曲であっても、打楽器特有の音色や表現により原曲とはまた違った一面が見られると思います。その他にも、一見楽器には見えない筒でメロディを奏でる曲や、打楽器ならではの音色や奏法を生かした本格的なアンサンブル曲もあり、打楽器の新たな可能性を感じていただけるのではないでしょうか。

打楽器は誰でも簡単に音が出せるという点でとても親しみやすい楽器ではありますが、同時に、叩き方が少し違うだけで音色の変わる奥の深い楽器でもあります。この演奏会を通じて、打楽器の魅力を感じ、楽しんでいただけますと幸いです。

東の大打ち師達

さまざまな想いを込めてこの作品を作りました。そんな想いを感じ取りながら、元気にヲタ芸をする我々を見て来場者の方々にも元気になってもらえたらと思います。

東京大学 ブラスアカデミー

音楽には言葉だけでは伝えることのできない魅力やパワーが詰まっています。その源となるのは、団員が音楽にかける熱意、コロナ禍であっても絶対に企画を成功させるぞという決意、そして何よりも自分たちの音楽でお客さまに喜んでいただきたいという強い気持ちです。駒場祭のために、2か月間、団員一同演奏・演出共に工夫を重ねてきました。画面越しでも褪せることなく伝わる、迫力のある音楽をぜひお楽しみください。

3. 最後にご来場の皆さまへ一言お願いします。

東京大学 ぺるきゅしおんあんさんぶる

東京大学の駒場祭では、毎年多くの音楽団体が企画を実施しています。オンラインでの駒場祭という環境下であってもそれは変わらず、それぞれの団体の工夫や特色が詰まった企画が盛りだくさんです。

音楽において、お客様と同じ空間で、お客様の目の前で演奏することが大切な要素のひとつであることは間違いありません。しかし、オンラインであるが故に、それぞれの演奏会や企画にはウェブページを1つ2つ移動するだけでアクセスすることができるようになっていて、より多くの企画を気軽に楽しむことができるようになっています。普段あまり音楽に縁がないという方も、普段特定の音楽しか聴かないという方も、今回の駒場祭を機にさまざまな音楽に触れてみてはいかがでしょうか。

当団の演奏会は、1日目の17:00より公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。打楽器にあまり詳しくないという方にも存分に楽しんでいただける企画となっておりますので、ぜひご覧ください。団員一同、心よりお待ちしております。

東の大打ち師達

ご来場ありがとうございます。駒場キャンパスにて生のヲタ芸をお見せすることができずとても残念です。しかし、生ではできない、オンライン開催だからこそできるヲタ芸というのがあります。編集を施すことを前提に、普段ではできない演出や振り付けが可能となるからです。そういった意味でも今回は特別な思いを持って準備してきました。

来場者の皆様の中にはヲタ芸を知らない、見たことがない方がたくさんいらっしゃると思います。そんな方にこそ、ぜひ我々の作品を一目見ていただきたいと思っています。

東京大学 ブラスアカデミー

駒場祭にお越しいただき、また、私たちの記事をお読みいただき誠にありがとうございます。今年もオンライン開催となってしまいましたが、そのような中でも皆さまに楽しんでいただける演奏をお届けできるよう、団員一同努力して参りました。総勢100名近くの団員の想いをぜひ感じていただけたらと思います。皆さまとYouTubeにてお会いできますことを、心よりお待ちしております。

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