これぞユニーク!好きを究めし東大生たち

今年の駒場祭では、多くの面白い企画が立ち並び、当日を盛り上げます。その中でも、特に独創性にあふれる企画である「大学生のための次世代バイク展」、「Italyに至リターンズ」、「Re:Metaverse」に、インタビューを行いました。
それぞれの企画が語るユニークさをぜひ感じてみてください。あなたの心に刺さる企画にきっと出会えることでしょう。

Neoriders Project『大学生のための次世代バイク展』

Q. 1 企画のみどころを教えてください。

A. Neoriders Projectは、大学生による若者向け二輪車普及企画です。 私たちは、「若者目線」にこだわって、バイクの魅力を伝えるさまざまな活動を行っています。 『大学生のための次世代バイク展』は、「危なそう」「運転が難しそう」「排気ガスが臭そう」といったバイクへの否定的なイメージをぶち壊します。 大型バイクの実車展示では、次世代バイクを操る自身の姿をイメージしながら、その世界観に身を委ねることができます。次世代バイクのコンセプト展示では、思わず「乗ってみたい!」と感じるような作品に出会うでしょう。 本物のバイクを使ったVR体験では、免許がなくても気軽にライダー気分を味わえます。 そして、オンライントークショーでは、未来のバイクの世界に想像力を膨らませることでしょう。 この展示を通じて、バイクがある新しいライフスタイルを心の中に描くようになります。 バイクの世界へようこそ。

Q. 2 他企画と異なり、ユニークだと思う点を教えてください。

A. 「バイク」は、趣味性の高い乗り物です。 運転するためには免許が必要であり、車体購入費用も安くはありません。 しかし、一度でも体験してしまえば、心を掴んで離さない魅力に溢れた乗り物です。 本企画では、バイクを体験するハードルを極限まで下げることを目標にしています。 バイクの最大の特徴は、どこまでも移動ができる最も手軽で身軽なモビリティであること。 あるときは、自転車の延長として。またあるときは、コンパクトな自動車として。 使い方次第で、バイクの可能性は無限大です。 そんなバイクの側面に着目した展示会は、ここにしかありません。 そして、本企画はバイクに乗っていない人でも楽しめるものになっています。 1号館114教室まで、ぜひお越しください!

Q. 3 最後に来場者の皆さまへ一言お願いいたします。

A. 本企画は、バイクへの知識や愛情に関係なく、どんな方でも楽しめる展示会です! ここでしか得られない、最高に面白い体験を提供します! 次世代のバイクを体験して、新しい世界を拓きましょう!

2020・2021年度入学理科二・三類6組『Italyに至リターンズ』

Q. 1 企画のみどころを教えてください。

A. イタリア文化、特に料理という生活と切っても切り離せないものを扱うことで、イタリア文化をより身近に感じてもらえると思います。

Q. 2 他企画と異なり、ユニークだと思う点を教えてください。

A. ハイブリッド開催を活かして、対面での飲食販売とオンラインでの動画配信の両方を行う点です。提供する飲食を実際に作ってるところを動画にして解説したりレシピを提供したりすることで、単にイタリア料理をその場で味わうだけで終わることなく、自分自身でもイタリア料理を堪能できる仕掛けを施してあります。

Q. 3 最後に来場者の皆さまへ一言お願いいたします。

A. 昨年度は皆さまからのご投票のおかげで、駒場祭グランプリの1年生クラス企画部門の1位に見事輝くことができました。本年度もItalyに至りをよろしくお願いします!!

UT-virtual『Re:Metaverse』

Q. 1 企画のみどころを教えてください。

A. Facebook社が「Meta」へ社名を変更してから約1年、世間では様々な場所で「メタバース」という単語が聞かれるようになりました。特に、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などのxR技術はメタバースと相性が良く、VRゴーグルやスマートフォン・PCからバーチャル空間へ入り社会活動を行えるサービスがここ数年で急増しています。一方で、この「メタバース」という概念は学術的にも明確な定義が存在せず、それゆえに現在エンタメ業界やIT業界で単語のみが独り歩きしているような印象を我々は抱いています。そこで本企画では「メタバース」をテーマに、xR技術の観点からUT-virtualのメンバーが各々の知見や考えを、部誌やオリジナル作品を通じて表現します。VRゲームやVtuberの体験から「VRSNS」と呼ばれるVRChatを使ったワールドの体験、IVRCに参加した作品の展示まで様々な展示があります。

Q. 2 他企画と異なり、ユニークだと思う点を教えてください。

A. メタバース関連技術を扱うサークルは学内でも他になく、とりわけVRやARといった周辺技術まで含めた包括的な企画を立案、実行できるのは我々UT-virtualの他にはありません。それぞれの部員が持つメタバース観を融合した展示や部誌の制作を予定しており、単なる調べ学習では補えない多様な考え方、多様な体験を提供できます。また、本企画の特色は単に「VRに詳しい大学生がメタバースを扱った展示を行う」という点に留まりません。インカレサークルという強みを活かし、多種多様なバックグランウドを持つメンバーによる独自の表現が見られます。エンジニアとして、クリエイターとして、あるいはVRサービスのヘビーユーザーとして各自がメタバースに向き合うとともに、法学・経済学・農学・医学など幅広い分野を専攻する学生が集う組織として、工学・情報学の一辺倒でない、多彩な価値観を垣間見られる企画となっています。

Q. 3 最後に来場者の皆さまへ一言お願いいたします。

A. 今年9月23日に開催された「東京大学メタバース工学部設立記念式典」は多くのメディアで取り上げられ、「東大×メタバース」という挑戦的な組み合わせには学内外から大変な注目を集めているものと思います。本企画や弊団体はメタバース工学部と直接の関係性はないものの、普段からxR技術に慣れ親しみメタバースの動向を追っている我々にとってもこの取り組みは非常に興味深いものです。本企画はある意味で、メタバースに関するこの東京大学の新たな活動に一石を投じるものにもなるでしょう。「メタバースが何なのかよくわからない」という方、「メタバースはもうよく知っているよ」という方、「メタバースとかどうでもいいけどVR体験がしたい!」という方、大歓迎です。皆様のご来場をお待ちしております。

今回インタビューさせていただいた企画

「Neoriders Project」
「2020,2021年度入学理科2,3類6組」
「UT-virtual」