最先端の科学技術が描く未来

光学迷彩技術を利用した透明マントや、身体能力を拡張する人間拡張技術などの近未来的な技術開発に取り組まれている稲見昌彦先生。 そんな先生の近未来的な研究を聞いて未来への夢を膨らませてみませんか。

未知のテクノロジーにより社会はどうなる？

科学技術の進歩には社会において公共政策や法が適応していかなければなりません。では、稲見先生の研究が実現した際、公共政策や法はどう対応し、社会はどう変化していくのか。科学技術と公共政策や法の相互関係について研究されている城山英明先生との対談を通じ、未来の世界を考察します。

登壇者について

稲見昌彦 東京大学先端科学技術センター 教授 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了 博士(工学)。電気通信大学、慶應義塾大学等を経て2016年より現職。 自在化技術、人間拡張工学、エンタテインメント工学に興味を持つ。米TIME誌Coolest Invention of the Year、文部科学大臣表彰若手科学者賞、文部科学大臣表彰科学技術賞（研究部門）などを受賞。 情報処理学会理事、日本バーチャルリアリティ学会理事、日本学術会議連携会員等を兼務。 著書に『スーパーヒューマン誕生！人間はSFを超える』（NHK出版新書）、『自在化身体論』（NTS）他。

城山英明 東京大学大学院法学政治学研究科 教授 1989年東京大学法学部卒業。1994年東京大学大学院法学政治学研究科助教授、2006年東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学政策ビジョン研究センター長（2010-2014年）、東京大学公共政策大学院長（2014-2016年）、未来ビジョン研究センター長（2021-2023年）を兼務。専門は行政学で、国際行政、科学技術と公共政策、政策形成プロセスについて研究している。主要業績に、『国際行政の構造』、『中央省庁の政策形成過程』、『国際援助行政』、『国際行政論』、『福島原発事故と複合リスク・ガバナンス』、『Governance of Urban Sustainability Transitions: European and Asian Experiences』、『科学技術と政治』、『グローバル保健ガバナンス』等の著作がある。