公式テーマソング決定

Chaser『DECorAte』

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アーティストインタビュー

今年のテーマソングを制作したChaserさんのなかから、作曲者のcasseroさんとボーカルのcastanaさんに来ていただき、応募のきっかけや、曲に込めた想いなどをお聞きしました。

テーマソング応募のきっかけ

素晴らしい楽曲を提供していただき、ありがとうございました。まずは、テーマソング応募のきっかけを聞かせてください。

castana駒場祭の公式Twitterで、テーマソングを募集しているのを見つけたのがきっかけです。高校同期で、作曲が得意なcasseroに声をかけたところ、快諾してくれたので応募に至りました。

casseroさんは以前から作曲をなさっていたのですか?普段はどういった音楽活動を?

cassero本格的に作曲を始めたのは高校生の時です。ジャンルは手広くやっていますが、1人で曲を作るという形が多いですね。今回はcastanaから声をかけてもらったので、一緒にやってみようかと。

casseroさんの写真

casseroさん

こだわりの仕掛け

爽やかなメロディが印象的でした。曲調はどのように決めたのですか?作曲に際してイメージなどはありましたか?

cassero今年はやはりこのような状況ですから、大変な思いをしている人も少なくないと思います。でも、大変な時期だからこそ、曲調は明るくしようと決めました。サビのメロディが先に浮かんでいたので、そこに肉付けしていく感覚で完成しました。

曲の中で特にこだわった点、聞いて欲しい点などはありますか?

casseroサビのメロディーが、レ・ミ・ド・ラの4つの音から始まりますが、これは「decorate」という単語から、D(レ)・E(ミ)・C(ド)・A(ラ)の4字を抽出して作ったメロディーです。これはかなりのこだわりポイントです。(※ドレミファソラシドの英語表記はCDEFGAB)

すごく凝っていますね(笑)。どのように思いついたのですか?

casseroクラシックなどでも使われる手法なのですが、自分でもやってみたかったので挑戦してみました。題名から気付いてくれる人がいたら嬉しいですね(笑)。

では、作曲にあたって悩んだ点などはありますか?

casseroボーカルを勤めたcastanaの声質がとても綺麗なのですが、その声質を生かせる音域内でメロディを作れるよう工夫しました。結果として上手くいったかどうかは、ぜひ皆さんに聞いていただき、判断してもらいたいです。

castanaさんの写真

castanaさん

『DECorAte』と駒場祭

曲全体として、今年の駒場祭のテーマ「かざり」との関連について教えてください。

casseroテーマに沿って、全体的にキラキラした曲調で仕上げました。題名も「かざり」を強く意識したものですし、歌詞にも関連した要素を取り入れています。

「輝き」や「彩り」などの歌詞からも、キラキラした印象を受けますね。

castanaこの曲の歌詞がとても好きです。もちろん、全体としては明るい雰囲気なのですが、今年の苦しい状況を象徴する部分もありますし、このような状況だからこそ意味を持ってくる言葉もあると思います。

「遠くにいたって会えるよ今なら いつでもつながる時代だから」というのは、今年の駒場祭がオンライン開催であることを象徴していますね。

casseroそうですね。オンラインだからこそできることがある、という思いを歌詞に込めています。例年はなかった企画などもありますよね。

最後に、駒場祭への思いをお聞きします。

castana今年はオンラインという特殊な開催形態で、学生にとっても、来場者の方にとっても、ほとんど経験したことの無い試みだと思います。ただ、それを上手く利用して、普段はキャンパスに来られない方にも、駒場祭を楽しんでいただけれたら良いな、と思っています。

cassero模範解答を言われてしまった(笑)。 コロナ禍を契機として、変わったことも多いと思います。オンライン関連のインフラ整備などがその最たる例ですね。この変化を、ぜひ前向きに捉えていただきたいです。今後の駒場祭に関係してくるだろうと言う意味で、今回の駒場祭は大きな意義を持つと思います。

Chaserさんの熱い思いを聞くことができました。ありがとうございました!