環境配慮について
駒場祭は非常に規模の大きいイベントであるために、その開催が周辺の環境にもたらす影響は、決して小さくありません。そこで、駒場祭の運営にあたって環境への負荷を低減する取り組みを行うことを駒場祭委員会の明確な規範とするために、第1回委員会総会において「環境対策指針」を採択しました。
また、その規定に基づき、委員会が環境に対してどのような立場を取っているのかをわかりやすく説明して対外的に広く周知・宣言するために、引き続いて「環境アジェンダ」を採択しました。
それらの全文は、以下のとおりです。
第76期駒場祭委員会環境対策指針
第1条(目的)
この指針は、駒場祭の規模及びその社会的責任の大きさに鑑み、第76期駒場祭委員会(以下「委員会」と称す。)が、第76回駒場祭の運営において環境への負荷(環境基本法(平成五年法律第九十一号)第二条第一項に規定された環境への負荷をいう。以下同じ。)を低減することをもって第76回以降の駒場祭の安定的な開催及び運営並びにそれらを取り巻く環境の保全を図るために取り組むべき対策について、その方針を示すことを目的とする。
第2条(基本方針)
1 委員会は、この指針を、駒場祭委員会規約第二条に規定された委員会の目的に反し、又は第76回駒場祭の円滑な運営を妨げない限りにおいて、遵守するものとする。
2 委員会は、委員(駒場祭委員会規約第三条に規定された選出委員及び公募委員をいう。以下同じ。)のそれぞれに対して、環境への負荷を低減するために必要な知識を提供する。
第3条(環境負荷低減のための取組)
駒場祭の運営のために消費される物品及びエネルギーの量は膨大であるため、次の各号に掲げる取組をもって、委員会は、第76回駒場祭に起因する環境への負荷を低減することを目指す。
(1) 消費する物品は、可能な限り長い期間にわたって使用する。
(2) 物品及びエネルギーの取得は、その総量を可能な限り小さくする。ただし、再使用が可能であり、又はより長い期間にわたって使用することができる物品及びエネルギーを過年度使用の目的で取得する場合は、この限りではない。
(3) 再使用が難しい物品の取得は、その量を可能な限り小さくするよう努める。
(4) 環境物品等(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成十二年法律第百号)第二条第一項に規定するものをいう。)は、予算の適正な使用に留意しつつ、他の物品に優先してこれを取得するよう努める。
(5) 物品の廃棄は、可能な限り多くの原材料について、再生利用その他の再資源化がなされるような方法でこれを行う。
第4条(協力の要請)
委員会は、第2条第1項に規定された適用範囲内において、組織規則第十条に定める一般スタッフ及び特別スタッフ、企画(駒場祭当日に行われる学術・文化活動を行う意思を持つ主体のうち、駒場祭委員会に登録されているものをいう。以下同じ。)、及び来場者(第76回駒場祭に来場する者のうち、委員、一般スタッフ及び特別スタッフ、並びに企画構成員を除くものをいう。)に対して、環境の保全に配慮するよう協力を求めることができる。
第5条(情報の公開及び周知)
1 委員会は、第3条に定める環境負荷低減の取組その他環境の保全を図るための対策に関する情報を、広く公開するものとする。
2 委員会は、この指針により示される方針を広く周知するため、「環境アジェンダ」を委員会総会の決議に基づいて採択する。
第76期駒場祭委員会環境アジェンダ
私たち第76期駒場祭委員会は、第76回駒場祭の運営にあたって、駒場祭がそれを取り巻く環境に与える負荷を可能な限り低減することで、その保全に努めます。これによって、駒場祭が今後も安定的に開催され、「駒場生の自主的な学術・文化活動の場」としてのその高い価値が長く守られ、継承されていくことを目指します。
1 私たちは、環境の保全に対し、駒場祭の運営において果たすべき社会的責任を自覚し、その開催に伴って生じる周辺環境への影響を把握するよう努めます。
2 私たちは、環境に関する法令等を遵守します。
3 私たちは、独自に定めた「環境対策指針」に従って、環境への負荷を低減するための取り組みを行います。
4 私たちは、3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進など、資源の循環利用を促進するよう努めます。
5 私たちは、環境の保全に関する私たちの取り組みについて広く情報を公開し、私たちの活動を支えるすべての人々に周知するよう努めます。